いつまでも飽きのこない普遍的な魅力を放つ「ルーエ」の洋服

【Rouet×Life report】の 3 回目となる今回は、普段から「ルーエ」の洋服を愛用していると いう造形アーティストで七宝作家の馬場美樹さんに「ルーエ」との出会いや思い入れのあ る特別な 1 着にまつわるお話を伺いました。


好奇心の転がるままに訪れた「ルーエ」との偶然の出会い


大学卒業後、北海道のランドスケープデザインの会社に就職。
帰熊後は高校の美術講師として働いていた美樹さん。
そこで美樹さんが教育実習で受け持ったクラスの中に居たのが、 「ルーエ」のデザイナー守山由枝子さんの弟であり、 パリを拠点に画家として活動する友一朗さんでした。
高校卒業後、パリの大学に進学した友一朗さんが夏休み期間を利用して 日本に帰国した際に母校を訪問したところ、美樹さんに再会。
そこで「今度機会があれば、姉のアトリエ兼ショップに来てみませんか? 」 と声をかけたことが「ルーエ」との出会いのきっかけだったとか。

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さまざまなパーツを組み合わせてデザイナー自ら紡ぎ出すオリジナルアクセサリー。色味はシックにまとめながらも、異なる素材感でみせる遊び心がルーエらしい


「最初にルーエの洋服を見た時の印象は、素直に綺麗だなぁって」。

当時、美樹さんはご主人と結婚に向けて準備を進めていたため、 東京のご主人のご両親の元へ挨拶に行く際に着ていくワンピースを 「ルーエ」で仕立ててもらったのだとか。

「それまでオーダー制の洋服なんて手が届かないと思っていましたが、 お値段も手の届く範囲のものだったんです。
せっかくの機会だから、ご縁のあった方に作ってもらいたいな、 と青紫色のリバティの生地を用いた丸襟のワンピースをお願いしました」 と美樹さんの顔に笑顔がこぼれます。

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「生地もよいものを使っていて、着た時のラインもきれい。自分の身体にあったラインに 調整してくれるので、どんなデザインのお洋服でもどこか品のある着こなしが叶います」 と美樹さん

丁寧に選ばれた素材が織り成す思い出のドレス。


その着心地の良さや美しいラインが美樹さんの感性に ピタリと合ったとい「ルーエ」の洋服。
中でも特別な思い入れのある一着は、ご主人との結婚のお披露目会用にと仕立てた 白いリネンのドレスだとか。
「互いの実家の距離が遠いので、親族のみの挙式とは別に友人たちを集めたパーティを計 画したんです。
会場は東京の川沿いにある『カナルカフェ』というボートハウスでした。
少し暑さも和らいだ秋のガーデンパーティでのお披露目会でしたが、 ドレスは着たいな、と思っていたので迷わず由枝子さんに相談したんです。

そうしたら“今作っている洋服のラインをアレンジすれば披露宴でも使えて、 普段着としても着ることのできるアイテムができるよ”って言ってもらって」。
そう話しながら、大切に箱にしまっていたドレスを広げて見せてくれた美樹さん。
柔らかなリネンの風合いや繊細な表情のアンティークのレース、 光を集めるシェルボタンに、デザイナー自ら染色して形をつくるパンジーのコサージュ...。
デザイナーのみずみずしい感性によってすくい上げられた さまざまな素材が紡ぎ出していたのは、 移ろいゆく時代や流行の中にありながらも、凛とした魅力を発信し続ける 「ルーエ」の世界観そのものでした。

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ワンピースのように見えるドレスは、実はトップスとスカートを別々に着ることのできる セットアップ。他ではなかなかお目にかかることのできない表情のある仕上がりに




感性を触発されるのはいつだって“つくり手の顔”が見えるアイテム


その後もお店を訪れるたびに一枚...また一枚と、 少しずつ買い足していったとい 以前、フランスのギャラリーでグループを開いた際も、ルーエの服は活躍したのだとか。
「息子も生まれていたので、ただでさえ大荷物。 そんな中、旅先には持って行ける洋服は枚数も限られていました。
ルーエの薄手のウール素材のカットソーは、初めての人に会う場でも、 普段の生活の中にも、しっくりと溶け込むデザインでとても重宝しました」。
そう語る美樹さんの琴線に触れるのは、いつも“つくり手の見えるもの”。

「パンや果物なら生産者の方が見えるものを、 洋服であればデザイナーさんとお話しながら買えるものを選びます。 じっくりとその世界観を味わいながら、 食べたり使ったりすることで、心とからだの栄養になっている気がします」。


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2015 年にパリのギャラリーで開催されたグループ展にて。“made in japan”をテーマにした展示で は、美樹さんの七宝焼きとともにルーエの洋服も並んだ
自身の作品も並ぶ南阿蘇のライフスタイルショップ『グリューン』は、 美樹さんが普段からよく足を運ぶショップのひとつ。
「卵などの食材から作家ものの器、洋服や小物まで作り手の見えるものばかりで、 いつもそのラインナップには刺激を受けています」と声を弾ませる美樹さん。
今、楽しみにしていると言うのは『グリューン』で 4 月 9日からスタートする 「パリのドレス パリのお菓子」と題した展示会。
「ルーエ」の普段使いのワンピースや特別なシーンを彩るセレモニードレス、ウェディン グドレスと、 同じくフランスでパティシエとして経験を積んだ「マルカデット」の渡辺薫子さんによる フランスのアルザス地方の伝統菓子クグロフや 白いクリームをまとったムラングシャンティがお目見えするのだとか。

穏やかな春の気配に包まれた若草萌える南阿蘇。 つくり手たちの織り成す豊かな世界観に触れることで、 新鮮な発見に出合えるはずです。


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4/9(土)~4/17(日)まで南阿蘇の「グリューン」にて開催される今回の展示会。「ルー エ」オリジナルのウェディングドレスやワンピースとともに、デザイナーがフランスでの 一時期を過ごした思い出の地アルザスの伝統菓子を味わえる

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【掲載アイテム】 トップス(2016SS)/13,000 T シャツ素材を起用し、着やすさとラインの美しさを両立させた今季のルーエのアイコン 的な一着。一度着たら手放せなくなりそうな優秀トップスだ



【shop data】 『Grun(グリューン)』 Address:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰 3641-9 Tel&Fax: 0967-67-3700 Open~Close:11:00~16:00 HP:grun-aso.jp
by rouet-jp | 2016-04-08 19:39 | Rouet×Life Report
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